- かしょう
- I
かしょう【仮晶】鉱物がその結晶構造に対応する結晶形とは異なる他の鉱物の結晶形をしていること。IIかしょう【仮称】正式の名が決まるまでの臨時の呼び名を付けること。 また, その仮の名。IIIかしょう【仮象】〔(ドイツ) Schein〕実際に存在するように感覚に現れながらも, それ自身客観的な実在性をもたない形象。IVかしょう【和尚・和上】〔「か」は漢音〕(1)天台宗・華厳宗などで, 戒を授ける師の僧。 また, 高徳の僧。(2)僧位の称。〔真言宗・真宗・法相宗・律宗では「わじょう」, 禅宗・浄土宗では「おしょう」〕Vかしょう【嘉尚】ほめたたえること。 大いにたっとぶこと。VIかしょう【嘉承】年号(1106.4.9-1108.8.3)。 長治の後, 天仁の前。 堀河・鳥羽天皇の代。VIIかしょう【嘉招・佳招】招待されたことを敬っていう語。 お招き。VIII
「~にあずかる」
かしょう【嘉祥】年号(848.6.13-851.4.28)。 承和の後, 仁寿の前。 仁明(ニンミヨウ)・文徳(モントク)天皇の代。IXかしょう【嘉称】よい名。 よい評判。Xかしょう【嘉賞・佳賞】よいとしてほめること。XI「廃典を再興せし事最も~すべし/近世紀聞(延房)」
かしょう【寡少】非常に少ないさま。 わずか。「~な戦力」
﹛派生﹜~さ(名)XIIかしょう【歌唱】歌をうたうこと。 また, 歌。XIII「~の指導」「~力」
かしょう【河床】川底。 かわどこ。XIVかしょう【火傷】「やけど」に同じ。XVかしょう【火床】ボイラーの燃料の燃える所。XVIかしょう【火生】〔仏〕 不動明王が三昧(サンマイ)に入って, 身から炎を発すること。 火生三昧。 火定(カジヨウ)。XVIIかしょう【煆焼】〔化〕 物質を外部から強く熱すること。 特に, 脱水その他の分解を起こさせて揮発性成分を分離する場合をいう。XVIIIかしょう【花床】「花托(カタク)」に同じ。XIXかしょう【苛小】細かすぎる・こと(さま)。 苛細。XX「~にすぎる」
かしょう【華商】他国に住む中国人の商人。 華僑(カキヨウ)。→ 華人XXIかしょう【訛称】なまって言う呼び方。XXIIかしょう【迦葉】〔仏〕〔梵 Kāśyapa〕釈迦十大弟子の一人。 執着がなく, 頭陀(ズダ)第一とされた。 十六羅漢の一。 釈迦の信頼が厚く, 釈迦滅後の教団の指導者となり, 王舎城で第一回結集(ケツジユウ)を行なった。 禅宗では西天二十八祖の初祖として重視される。 他の同姓の弟子と区別するため摩訶(マカ)迦葉, 大迦葉と呼ばれる。 迦葉尊者。→ 拈華微笑XXIIIかしょう【過小】小さすぎるさま。⇔ 過大「力量を~に見誤る」﹛派生﹜~さ(名)XXIVかしょう【過少】少なすぎるさま。⇔ 過多「予算が~に過ぎる」﹛派生﹜~さ(名)XXVかしょう【過賞】ほめすぎること。 ほめすぎ。XXVIかしょう【靴傷】靴ですれて生じる傷。 くつずれ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.